👨🏫 皆さん、こんにちは! 本講座の専任講師です。 前回のDay 14では、コミット履歴を美しく一本道に整頓する「リベース(git rebase)」と、絶対に破ってはいけない公開ブランチの黄金律について詳しく学びましたね。 さて、開発の現場で日常茶飯事のように起きるのが、 「新機能のコードを書いている最中に、本番環境で緊急バグが発覚した!」 というトラブルです。 Visual Studioを開けば、画面には赤波線(コンパイルエラー)だらけの書きかけコード。この状態のままコミットしたくはないし、かといって別のブランチ(緊急修正用ブランチ)に切り替えようとすると、Gitに「未コミットの変更があるため切り替えできません」と怒られてしまう……。 Subversion (SVN) 時代なら、泣く泣く差分パッチファイルを手動エクスポートしたり、作業フォルダを丸ごとZIP圧縮してデスクトップに避難させていたのではないでしょうか? ご安心ください! Gitには、そんな絶体絶命のピンチをわずか1秒で解決してくれる魔法のコマンド 「git stash(スタッシュ)」 が用意されています。 本日は、書きかけコードを安全な引き出しに一時退避し、何事もなかったかのように作業ツリーをクリーンにするプロの必須テクニックを徹底解説します! ① 導入・本日の達成目標 「stash」とは、英語で 「(安全な場所に)隠す、一時的にしまい込む」 という意味です。 Gitのstash機能を使えば、コミット前の変更(作業ツリーやインデックス)を丸ごと一時退避領域(スタック)へと退避させ、作業ディレクトリを直前のきれいな状態(直前のコミット直後)に一瞬でリセットできます。 本日の講義でマスターする達成目標は以下の3点です! ...